「ジュッセンパイヤー」、いかにもドイツ系の響きだが、ドイツ語で綴るとしたらどう書くのだろうか?

ジュ

まず「ジュ」だが、実は、ジュという音は本来のドイツ語に無い。そこで、近い音を持つ「sü」を使うのがまず1つめの案である。「sü」は「ズュ」のような音に近いが、カタカナで書く場合には「ジュ」としてもいいだろう。実際のドイツ語では、Süden(ジューデン=南)、süß(ジュース=甘い)、süßen(ジューセン=甘くなる・する)などに見られる。

もうひとつの案は、「ジュ」を含んだ外来語に現れる「dsch」を使うことである。英語の jungle に由来する Dschungel(ジュンゲル)などに見られる。しかし、外来語に使われる「dsch」をドイツ系の名前として使ってしまうのは変かもしれない。

ッセン

ドイツ語で「s+母音」はザ行を表すので、サ行を表現するには「ß+母音」か「ss+母音」とする必要がある。しかし「ß」は、「süßen(ジューセン)」のように ß の直前の母音を長音にしてしまう(※1)ので、ここでは「ss」を採用するのが良いだろう(※2)。

パイヤー

ドイツ人によくある姓として「マイヤー(マイアー)」があるので、これを参考にして「パイヤー」が作れそうである。しかし、「マイヤー」には、Meyer、Meier、Maier、Mayer、など、複数のスペルが存在する。どれがジュッセンパイヤーに最も相応しいかの判断は、各自に任せたい。

結論

「ジュッセンパイヤー」のスペルとしては、「Süssenpeyer」か「Süssenpeier」あたりが良いと思われる。

註釈

※1:ドイツ語では「強勢のある母音+子音1文字」と組み合わさるとき、強勢のある母音が長音になる性質がある。一方で「強勢のある母音+ss」のように、子音が2文字以上続けば、母音は短音になる。

※2:実際には、ドイツ語で「süssen」と書いても「ジュッセン」のように促音が挿入されるわけではなく、「ジュセン」に近い音で発音される。ただし、カタカナ表記の慣例として、こういう場所には促音を入れて書くことがよくあるので「ジュッセン」と書いていいだろう。英語でも「put」の発音は「プト」に近いが、カタカナでは「プット」と書かれるのと似ている。

参考文献