わすれなぐさ

自称情報ブログ・備忘録

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Windows 10のクリーンインストールで、「コンピューターのブート構成を更新できませんでした。インストールを続行できません。」とエラーが出て、インストールに失敗する問題に遭遇しました。(インストールの一番終盤でこのエラーが出て失敗するのでムカつきました)

環境と状況

Microsoft Surface Pro 4で、ストレージのパーティションを全部削除した状態で、Windows 10 Pro Version 1809をクリーンインストールしようとしたところ、失敗しました。

解決策

ネットで調べてみると、「BIOSの設定をリセットしたら、何事もなかったかのようにインストールできた」といった内容のものがたくさんヒットしました。

そこで、私のSurfaceでも、音量+ボタンと電源ボタンと同時押ししてUEFI設定画面を起動。UEFI設定をリセットできる項目がないか探してみましたが、残念ながらそういう項目は見つかりませんでした。

仕方がないので、他のSurface Pro 4を用意してUEFI画面を見比べてみたところ、設定が異なっている項目を発見。「Boot Configuration」の「Enable Boot Configuration Lock」と「Enable Battery Limit Mode」が、正常なPCではOffになっているにもかかわらず、問題のPCではOnになっていました。そのため、どちらの項目もOffに設定し、再度クリーンインストールを試みました。

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結果、あっさりとインストールに成功しました。まあ、「Enable Boot Configuration Lock」とかいう項目が名前からして怪しすぎるので、おそらくそれが原因なんだと思います。

Windows 10でディスククリーンアップを実行すると「Windows Updateのクリーンアップ」で進まなくなってしまうことがよくあります。私も先程この問題に遭遇してしまったので、本当に進んでいないのか確かめてみました。

確認のため、プログレスバーの現在位置にマウスカーソルを置いてしばらく待ってみたところ、数分に1ピクセルのペースですが一応進んでいることが分かりました。結局、2時間ほどかかってクリーンアップは終了しました。私のPCはHDDですが、Windows 10をクリーンインストールしてすぐにクリーンアップを実行したため、おそらく、これでも比較的早く終わったほうだと思います。使い込まれた環境では、これよりずっと長くかかるかもしれません。

「こんなに遅いなんておかしいだろ!」と思ったかもしれませんが、実は、Windows 10では「ディスククリーンアップ」が非推奨の機能になっているようです。代替機能は「設定→システム→ストレージ→今すぐ空き領域を増やす」から実行可能なので、今後はこちらを使うようにしてみると、多少は早く終わるようになるかもしれません。

参考:

Windows 10の更新プログラム(Windows Update)が何度も失敗し、繰り返してしまうような状況に陥ることがあります。そんなときは、だいたい以下の方法で解決できる気がします。

大型アップデート(機能更新)に失敗するとき

① メディア作成ツールを使って、Windows 10のインストール用USBメモリを作成します。(詳しい作成方法は検索してください)
Windows 10 のダウンロード

② 作成したUSBメモリをPCに挿し、USBメモリ内のsetup.exeをダブルクリックして実行します。後は画面の指示に従ってください。

累積更新プログラムに失敗するとき

i) 未適用の大型アップデートがすでに配信されている場合
PCのWindows 10のバージョンが最新でない場合は、累積更新プログラムを無視して大型アップデートを適用してしまえばいいと思います。手順は上記の通りです。

ii) そうでない場合
適用可能な大型アップデートが無い場合は、オフラインインストーラーを使って累積更新プログラムを適用します。

① Microsoft Update Catalogで、失敗する更新プログラムを検索します。(検索する際は、KB番号で検索するのが一番確実ですが、分からなければ自分の環境に適合するキーワードで検索することもできます。例:「x64 windows 10 1709 累積更新」)
Microsoft Update カタログ

② 目的の更新プログラムを見つけたら、右の「ダウンロード」からダウンロードします。

③ ダウンロードしたファイル(.msu)をダブルクリックして実行します。後は画面の指示に従ってください。

Windows 10 April 2018 Update (1803)の影響で、かなり多くのPCが起動しなくなる・ブルースクリーンが多発する問題が発生しています。殊に、Surface Proについては深刻で、起動不能になるのと同時にBitLockerが有効化され、データの取り出しも不可能となる問題が起こっています。(事前に自分自身でBitLockerを有効化済みで、回復キーを保存している場合はデータの復旧が可能です。今回の問題の厄介な点は、意図せずBitLockerが有効になるため誰も内部のデータにアクセスできなくなることです)

症状

Surface ProにWindows 10 April 2018 Updateを適用した後、Windowsを起動することができず、「自動修復」や「問題が発生したため、PC を再起動する必要があります」というブルースクリーンエラーが繰り返し表示される。

原因

Surface Proに内蔵されているSSDとWindows 10 April 2018 Updateの問題です。
Windows 10 April Update 2018適用後、Intel製SSDシステムがクラッシュする問題が発生中 - PC Watch

Surface(Microsoft製)とWindows(Microsoft製)の相性問題でクラッシュするのは流石に草

対処法

メディア作成ツールを用いて作ったUSBメディアを起動し、ストレージのパーティションをすべて削除してWindows 10をクリーンインストールします。
Windows 10 のダウンロード

その他の可能性

もしかすると、SSDのクラッシュ問題ではなく、単にWindows 10の不具合でPCが正常起動しなくなっているだけの可能性もあります。その場合はデータを救出できる可能性が高いです。Windowsの「以前のバージョンに戻す」などの機能で復旧できるかもしれません。

もし、「以前のバージョンに戻す」を実行しようとしても回復キーの入力を求められて実行できない場合は、SSDのクラッシュ問題でBitLockerが有効化されてしまっているため、回復キーが無い限り内部のデータにアクセスすることは不可能です。

2018/02/02 更新

ノートPC(Surface Pro)で動画や生放送を見ていると、頻繁にWi-Fiが途切れて映像が止まってしまう問題がありました。タスクマネージャーで確認すると、他のデータのダウンロードでは十分な(数十Mbpsの)通信速度が出ているにも拘らず、動画・生放送の視聴時にはよく0kbpsになっているようでした。

いろいろと悩んだ結果、電源設定をパフォーマンス重視に変更するとかなり改善されることが分かりました。Surface Proでは、右下のタスクバーから電源設定が開けるので、そこで設定を変更できます。他のPCでは、コントロールパネル上で設定できます。

また、Wi-Fiドライバーの節電設定も見直してみると、効果があるかもしれません。Surface Proであれば、デバイスマネージャーを開き、ネットワークアダプターの中から「Marvell AVASTAR Wireless-AC Network Controller」を探してプロパティを開き、「詳細設定」タブに切り替えて「WMM-PS」を「High Performance」に設定します。他のPCでも、Wi-Fiドライバーに「PS」や「Power Save」に関する設定があれば、見直してみましょう。

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